今月の園だより
2月の主題
- ともだちと
- 育ちあう
ねらい
- 0歳児・近くにいる友だちとさんびかを楽しむ
- ・冬の自然に目を向けて興味が広がる
- ・手や指を使って遊ぶ
- 1・2歳児 ・寒さの中にも神様が春を備えてくださることを知る
- ・友だちとのやりとりの中でいろいろな思いを経験する
- ・全身を動かしたり、手や指を十分に使って遊ぶ
- 神様に愛されている者同士として、互いに認めあう
- 自分や友だちの得意なことや好きなこと、苦手なことがわかり、受け入れる
- 提案したり、譲り合ったりしながら、共に生活する
聖句
愛は、すべてを完成させるきずなです
コロサイの信徒への手紙3章14節
讃美歌
2月 ぱらぱら落ちる
3月 つくしのように
こども讃美歌
お正月に「わたしのワンピース」の絵本の作者西巻茅子さんの「子どものアトリエ」というエッセイを読みました。ご自分のお子さんが絵本をどんな感じで読んでいるのか、など発見し絵本に対する見方ががらっと変わったと言っておられます。言語ではない表現活動の時期がいかに大事かなど、エッセーから溢れる西巻さんの温かい思いが伝わり私にとっての素晴らしい「お年賀」になりました。少し取り出しておみせします。
「3冊目の本を書く時は、絵本なのだから絵で語る本をまだ、誰も作ったことのない、絵によってページがめくりたくなるような本を作りたいと考えていた。・・・・『あ。できた!』と思った。ワンピースがいろんな模様に変わっていけば楽しくなると、思ったのだ。・・・私はこの三角形の服を着たうさぎが、次々と服の模様を変えるストーリーを作り、クレヨンでラフスケッチを描いて「ふしぎなワンピース」という題で、こぐま社に持っていった。」でもこぐま社の会議では誰も褒めてくれず、どうして服の模様が変わるのかの理由を1ページいれたほうがいいとか言われたとのことですが、それは嫌!と相当頑張って自分の考えを押し通したそうです。またおこさんにつられて、かこさとしさんの本をよく見るようになったそうです。「子どもは絵からあらゆる情報を読み取り描かれているものの奥に存在する描いた人の心や人格まで読み取ることが出来る。・・・子どもは、まだ文字を読めない分、あらゆる情報をその全身の感受性を通して受け取る力を持っているのだ。」「子どもは無文字社会の一員で、文字を手に入れてしまうと、人々は絵でコミュニケートする力が失せてしまうのかもしれないと思った。私たち現代人は人生の中でほんの僅かな時間ではあるけれども、まだ文字を識らない時期を持っている。楽しんで絵を描き、泥を捏ね、心を込めて他者とコミュニケーションを取ろうとしている。・・・子どもに早く文字を教えようとする親たちに、私は今ぜひ伝えたい。まだ文字を識らない«無文字時代»こそが、心を豊かに育てる大切な時期なのですよと。」
私たち保育者も無文字時代の心豊かにする生活をたくさん味わわせてあげたいものと思います。 ますます「わたしのワンピース」が大好きになったケイコ先生より