今月の園だより
11月の主題
- 0歳児 みつける 1,2歳児 どれにしようかな
- 感謝しつつ
ねらい
- 0歳児
- ・お祈りやさんびかを通して心地よさを感じる
- ・興味、探求心が深まり、活動的になる
- ・たくさんの自然物に触れ、喜ぶ
- (保)神さまからの豊かな恵みを子どもたちと一緒に感謝する
- 1,2歳児
- ・賛美や祈りを通して神さまを身近に感じて喜ぶ
- ・生活の中で、やりたいことにじっくり取り組み、関わり合う
- ・神さまからのたくさんの恵みに感謝し触れて、遊びや生活の中に取り入れる
- (保)与えられている様々な恵みにまず保育者が感謝し、子どもたちと一緒に十分に味わえるような環境作りをしていく
- 満3歳児・3歳児
- ・秋のみのりや身の回りの生活に神さまの守りがあることを知り、ありがとうの気持ちが芽生える。
- ・友だちや保育者と一緒に何かになりきって遊ぶ楽しさを知る。
- ・果物の味、たきびの煙、落ち葉の色合いなど五感を通して秋を感じる機会をもつ。
- (保)アドベントにむけて保育者間、保護者と共に、聖書の話を聞く機会をもち、賛美し祈り合う時をもつ。
- 4・5歳児
- ・神さまがくださった恵みを礼拝や日々の生活の中で感謝する。
- ・友だちと遊ぶ中で思うようにならないことや自分とは違う思いがあることを経験する。また、相手のことを思って行動をしようとする 。
- ・秋から冬の移り変わりを感じる。自然物(木の実や枝など)を生活や製作に取り入れる。
- (保)子ども一人ひとりが自分の思いや力を発揮し満足できるように支えながら、アドベントへの備えをする。
11月の聖句
成長させてくださったのは神です。
コリントの信徒への手紙3章6節
11月の讃美歌
・おいしい おいしい くだものも
・アドベントクランツに
脳科学者の黒川伊保子さんの朝食についての話を偶然ラジオで耳にしました。
最近朝ごはんを食べないで登園する子どもたちの事を聞き大変お忙しいお母さん達ですが朝ごはんについて大事なヒントになるなあと思いお知らせします。
「まず大前提として『早寝早起き朝ごはん』が金のルールとしてとても大切なこととの事。
セロトニンというホルモンの話から始まりました。
電気信号を行き渡らせて一日中活気を出すホルモンだが、これを出すには脳の神経信号を出すエネルギーが必要でその源がブドー糖。きちんと食べ物からブドー糖をとって血糖値をあげないとせっかくのセロトニンが脳内に行き渡らず低血糖という症状がおこる。
子ども達は夜、脳を作るので大人と違って子どもは起きてきた時はほぼ低血糖の状態なのでセロトニンが出てきても電気信号が行き渡らない。だからこそ朝ごはんを食べるのが重要になってくるのです。ガス欠のまま学校にやらないで欲しい。朝ごはんのうち、―特に甘いものだけを多く取り過ぎると一時は血糖値があがり元気になるが、しばらくすると上がり過ぎた血糖値を下げようとインスリンという血糖値をさげるホルモンが出てきてとまらなくなるとの事。つまり甘いものだけをとって学校に行くと学校にいくまで位は元気で飛び跳ねたりしているけれど、学校に着いた頃に血糖値が下がり始めだるくて辛くなってくる。そして2時間目の頃になると、低くなり過ぎた血糖値をあげようとアドレナリンが出てきて「きれる状態」になってくる。こんな状態は血糖値の乱高下による脳のしくみから
性格が変わってしまったのかと思うような当人の健康状態になってしまうとの事です。
だからこそ朝ごはんに炭水化物だけでなくタンパク質、ミネラルなどを入れ込んでいってほしいんです。卵などが手軽に出来る良い材料でセロトニン、メラニンなど脳内ホルモンの材料だそうです。でもアレルギーのある人には無理なので魚等でとった出汁のおつゆなどでもトリプトファンというアミノ酸が豊富になっていて脳内ホルモンの材料に十分なっているとの事。」
お子さんの脳の中では毎日こんな脳内の働きがくりかえされているのですね。今回は「朝ごはん」の話をお伝えしましたが、その他にも早寝早起きや読書の話、いやいや期の話など脳科学の観点からなるほどと思う面白いお話しが沢山ありました。少しづつおすそ分けしてみたいと思っています。著書も沢山出されておられるとのことなので小学生のご兄弟のおられる方も是非よんでみてください。
園長 小林恵子