今月の園だより
3月の主題
- おおきくなる
- 希望
ねらい
- 0歳児 ・保育者は一人ひとりの子どもの成長を神様に感謝する
- ・大きくなったことを喜ぶ
- ・自分でしたいという思いが大切にされる
- 1・2歳児 ・大きくなったことを神さまに感謝し、共に喜ぶ
- ・外に出て、自分から早春の自然を見つけふれる
- ・保護者や保育者間の丁寧な連携の中で安心して進級する
- ・これからもイエス様とともに歩みたいと願う
- ・友だちと信頼しあい、楽しさを共感し喜ぶ
- ・お互いの成長を喜び、新しい生活に期待をもつ
3月の聖句
あなたの未来には希望がある
旧約聖書 エレミヤ書31章17節
3月の讃美歌
つくしのように
こどもさんびか
うめぐみのみなさん
ごそつえん おめでとう ございます
みんながそつえんのときは、いろいろなできごとがありましたね。
冬期オリンピックがピョンチャンでひらかれ、カーリング女子が銅メダルをとり、日本中が大喜びしましたが、「そだねージャパン」といわれ、みんなで、「こうしたらいいんじゃない」 「そだねー」「こっちもきびしいけど、やってみようか!」「オッケー」というように、みんなで、親密に話し合いをしながら、競技をすすめていったのが印象的でした。
燕喜館で開かれたお茶会の時、第2ようちえんのおともだちがインフルエンザで一緒にいけませんでした。その次の日、朝の遊びの時、数人のおともだちが「先生、これ第2ようちえんのうめくみさんに持っていってください」・・・と「げんきになってね」と書かれたすてきなカードをつくってもってきてくれました。先生にいわれたわけでもないのに、「あんなに楽しかったお茶会にいっしょにいけなくで、ざんねんだったね。はやくげんきになって第2のおともだちもいけるといいね」という気持ちがあふれている、本当にすてきな、そしてやさしい気持ちをみることができるカードで、先生は本当にうれしかったです。
どうか、これからも、やさしい気持ちと、いつでもはなしあいながらみんなできめていくことのできる「やさしさと人を思いやる気持ちと人の話をきける」人になっていってください。
けいこせんせいより
乳児部のみなさま、入園時には、「おともだちと一緒にやっていけるのかしら、家族以外のおとなである、先生になれるのかしら?」などなど、いろいろな不安がおありになったことでしょう。この1年(半年くらいの方、もっと少ない月日の方もおられるでしょうが)で子ども達は実に色んな日常生活動作が出来るようになってきました。でも一番成長したのは、目にみえない心の感じ方ではないでしょうか。乳児部さんの仲間、そして、たくさんの先生の中でいろいろな接し方、その人の気持ちにふれること、などが日々毎日行われることで、さまざまな感情が心の中で、育ってきているように思います。そのことはいいことばかりでなく葛藤や子どもなりの譲れない気持ちもめばえてきているようです。そんな思いも含めてこの1年の成長を確認しあいたいものです。 さて、いちご組さんは今度幼児部のすみれ組さんになり、毎月福音館の「こどものとも」の絵本(ソフトブックです)が配られます。いろんなジャンルの絵本が楽しめますので、是非お母様も楽しみに一緒によんでみてください。そして、その本の中に毎月作者がどんな思いでこの絵本を作ったかなどが書かれたうすいパンフレットが挟まっているので、それも面白いのです。3月には小沢牧子さんが「子どもとおとな、旅立つ仲間」という文を書いておられます。その文の一部を抜粋してみます。
おとなと子どもの関係は『「教えるー教わる」「導くー従う」の上下関係ばかりではつまらない。なぜなら子どもはみな、いつも自分で周りをじっと見て、わかろう、やってみようとしている、自発性に溢れた生き物なんですから。・・・・おとなと子どもの固まった上下関係を破る機会をめぐんでくれるのが、絵本です。絵本は子どもとおとなが並んで色や形、ことばやリズムを楽しめる貴重な文化財だからです。・・・おとな自身が絵本を楽しむ時、子どもとの間にひそかな仲間感覚が芽生えます。『読み聞かせる』のではなく『読みあう』というちょっと秘密っぽい、でも自然な風景。・・・そんな時おとなと子どもの上下関係がいっとき消えて、安心できる仲間関係が顔を見せるのです。・・・』
毎月配られる「文化財」をどうぞ、親子で楽しんで読み合わせてください。
来年度もよろしくお願いします、 けいこ先生より