今月の園だより
6月の主題
- 0歳児:なにかな なにかな 1・2歳児:なんだろう
- 満3歳児、3歳児 かんじる 4・5歳児 みつける
ねらい
- 0歳児
- ・保育者の祈りや賛美の中に身を置く
- ・まわりの人に関心をもつようになる
- ・まわりの自然に触れ親しみ、体で感じる
- (保)穏やかなまなざし、ことばかけなど安心できる環境を整える
- 1・2歳児
- ・保育者の祈りや賛美を喜んで、真似をする
- ・まわりの人やものに関心をもち、遊びを広げていく
- ・自然に触れあう中で不思議な事柄にであう
- (保)一人ひとりの興味関心に共感しながら言葉を添えていく
- 満3歳児、3歳児
- ・季節の花、虫、雨や雲の動きなど身近な自然を通し、天地を創られた神さまを感じる
- ・友だちと一緒に過ごすことを嬉しく感じるとともに思い通りにならないことも経験する
- ・砂や泥、水などに触れ、おもしろそう、なんだろう、やってみようと思う
- (保)保育者間で遊びの姿を振り返り大切なことを確認し、興味関心がもてるような環境を工夫する
- 4,5歳児
- ・聖書のお話の中に、神さまの私たちへの愛やまもりを感じる
- ・興味をもったことからの探求を楽しみ、体験や知識を広げていく。また絵本やうた、保育者や友だちの話からことばの世界を深めていく
- ・一人ひとりが安心して園生活を送れるよう、またともに暮らしやすいよう、環境づくりや、生活習慣の順序やこつを体験しながら習得していく
- (保)子ども一人ひとりが自発的に遊ぶ時をたっぷりと保障する。また、集まりや集団での活動の時に豊かな体験や交わりが生まれるよう保育者自身も楽しみながら支える
6月の聖句
求めなさい。そうすれば、与えられる。
探しなさい。そうすれば、見つかる。
マタイによる福音書7章7節
6月の讃美歌
花も鳥もめがさめて
天候の上げ幅がすごく子ども達だけでなく大人も体調を崩しがちなこの頃ですがどうぞお気をつけてお過ごしください。
先日、県私幼協会のPTA研修会に出席してきました。とても興味あるお話で皆様にもお聞かせしたかったなと残念です。
題名は「生涯にわたる心身の土台は子ども期につくられるー脳科学×教育×食」
講師は京都大学で「ヒト特有の脳と心の発達」をおもに研究しておられる明和(みょうわ)政子先生で2年間アフリカの方でチンパンジーの生育を研究に携わっておられたとのこと。
脳と腸との間には相関関係があり中枢神経と腸内細菌はやりとりをしており、心を安定するセロトニンや強めるドーパミンなどの多くは腸内で生成されるとのこと。
出産時に新生児は母の腸内細菌をごっそりもらって産まれてきているので腸内細菌を保持しておるが何らかの原因でやむなく抗菌薬の服用せざるをえなかったりするとその貴重な腸内細菌を殺してしまうことになったり、逆にペットと一緒に育つと腸内細菌が増えると言われているとのこと。
この腸内細菌は感情を抑制する力に大きく作用し、主に緑黄色野菜から得られるとのこと。そして就学前までの食生活が中枢神経を刺激する力に大きく左右するということでした。欧米ではこの腸内細菌と病気のの関係が多く研究されており病気の予防に
役立てられているが日本ではあまり力を入れてもらえず欧米ほどのデータも多く上がっていないので今政府に働きかけている状態ということでした。(1歳児の腸内検査で5歳児にアトピーやアレルギーが発症するかなどがわかる研究もされている)
今、野菜嫌いのお子さんが増えていますが脳内コントロール機能に大いに関係するかもしれませんね。野菜を美味しく食べていきましょう!
園長 小林恵子