今月の園だより
10月の主題
- のびやかに
- 取り組む
ねらい
- 0歳児 ・保育者と一緒にさんびかを歌おうとする
- ・這う、歩くなど体をのびやかに使って遊ぶ
- ・散歩に出て風や香りを感じる
- 1・2歳児 ・保育者や友だちと共にさんびかを歌う
- ・全身を使った遊びを楽しむ
- ・散歩に出て風や香りを感じて自然にふれる
- ・神さまのくださっている力を合わせて共に過ごす
- ・いろいろな遊びの中で、身体をたくさん使う心地よさも味わう
- ・遊びに熱中し、くり返し取り組むことが楽しくなる
今月の聖句
わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし成長させてくださったのは神です。
コリントの信徒への手紙Ⅰ 3章6節
今月の讃美歌
「わたくしたちは」
こどもさんびか
先日、ケイタケイさんという現代舞踏家の「白鳥の湖」という踊りの公演を観ました。
このシチュエーションが今までにない場所→「瓢湖の白鳥公園」で行われ、それも夕方で、夕陽が傾く中、時折「鴨?」の集団がねぐらに帰る光景が空に映し出され、蛙の合唱がBGMとして響き渡るという、自然の背景に包み込まれた公演でした。 時折自転車に乗った子どもが踊りの後ろに通り過ぎるというハプニングエキストラもあり、11人のダンサーは作務衣のような衣装で、いわゆる見慣れた「トゥ―シューズのバレーの世界」ではなく土着の力強い手足、体全体の表現が印象的でした。
曲はチャイコフスキーの「白鳥の湖」の編曲したもので、不思議とこの土着型舞踏とマッチして大きな自然の力のような感動が心の中に振動しました。バレエの世界では華奢なバレリーナが軽やかに舞うというシーンが繰り広げられるのですがこの土着型「白鳥の湖」の舞踏家たちはちょっと太目の方、足のたくましい方(もちろんスラーっとした方も)おられましたが・・・表現者はいろいろな人がいて、それぞれ個性のある表現が繰り広げられている事も素晴らしさが倍になって伝わるのだなーと思い、子ども達の表現にも通じることを感じました。
この夏は3年に一度開かれる十日町の「大地の芸術祭」にも行ってきましたがこれも自然の中にある「文化」で土の中から顔を出す「もぐらのおじさん」と握手したり、広い公園の高台にいる「かっぱの仙人」にお茶を戴いたり・・・と心が洗われる体験を沢山して来ました。やはり大地に根差した文化は体と心全体を震わせる素晴らしいものなんだなあと痛感しました。子ども達にこういう大地に根差した五感がびりびり震えるような感動をたくさん味わせてあげたいものと思いました。 けいこ先生より