今月の園だより

11月の主題

0,1,2歳児
いっしょに
3,4,5歳児
一緒に

ねらい

0,1,2歳児
0歳児 ・保育者と一緒に神さまに祈る
     ・秋の実りを味わう
     ・木の実や枯葉にふれ、深まりゆく秋を楽しむ
1・2歳児 ・ 野菜や果物が神さまからの恵みと知る
       ・思いや主張、甘えをうけとめてもらいながら、安心して生活する
       ・木の実や落ち葉などの自然にふれて楽しむ
3,4,5歳児
・豊かな秋の実りを喜び、神さまに感謝する
・アイデアを出し合ったり、相談しあいイメージを共有しながら遊ぶ
・いろいろな人の働きに心をむける。

今月の聖句

二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいる

マタイによる福音書18章20節

今月のさんびか

おいしいおいしいくだものも
アドベントクランツに

こどもさんびか

いよいよいろんな実りがみられる秋がやってきました。

そして、園では「作品展」に向けて、ちびっ子芸術家が毎日廃材やいろんな素材を駆使して時には一人黙々と、また、たくさんの友達と大きな物体(大型段ボールやつなげた段ボールなど)に貼ったり、塗ったり穴を開けたり・・・と様々な活動を楽しんでいます。

 自然界では、紅葉が始まり、ニシキギが深い赤に染まり、モミジも色づいてきて壮大な芸術作品が刻々とひろげられています。山では、いろんな色の紅葉がはじまるので、さながら、おしゃれな手編みのセーターのように編みあがっていくのが、面白いなあと思います。

 先日、「もがりの森」の映画監督の河瀬直美さん(国際映画賞など多くとっておられる繊細な自然を上手に使う大好きな監督さんです)が監督をされるとのことで話題になっているオペラ「トスカ」を芸術文化会館で鑑賞してきました。あんまりオペラは好きではなく、河瀬さんがどんな風にオペラを料理するのかなと興味深く観に行ったのですが、舞台の裏に全面的にはってあるシルクのようなスクリーンに影像が工夫されて映し出され人の出入りもそのスクリーンからするので人の影が影絵のように面白いアングルで映し出され、舞台そのものは簡素なものでしたが、映像が大きな舞台背景になりビックリして見入ってしまいました。悲劇の物語のトスカの最後は、城門の高い所から飛びおりて恋人の後を追うというストーリでしたが河瀬さんの言われるように、明るい未来に広がるような終わり方にしたいという演出希望で、天に天使となって羽ばたいていくというシルエット影像になって映し出されており、感動のあまり、涙がぽろぽろとあふれてしまいました。

 芸術の秋・・でも何も劇場や、美術館でしか味わうことでなくいろんな場面で親子で是非素敵な芸術にふれてみてください。西大畑公園にこどもを連れて行った時、たくさんの落ち葉が敷き詰められ、その上を走ると「カサカサカサ・・・・」と素敵な音がします。

ひこばえのお友達が「私ね、そろばんのパチパチパチとはじく音がすごく好きだよ」と言っていましたが、作品展でそんな子供たちが醸し出す『すてきな世界』にふれてみてください。

乳児部さんはいろんな素材に触れている楽しさ、みんなとやる楽しさの子どもたちの表情を是非みていただきたいと楽しさが伝わるような写真を掲載してありますので、是非その楽しさを共有してくださいね。

             けいこ先生より