今月の園だより
6月の主題
- わくわく
- 不思議
ねらい
- 0歳 ・保育者の祈りに神さまを感じる
- ・まわりのものや人の動きに興味をもつ
- ・晴れた日は外へ出て光や風を感じる
- 1・2歳児・さんびかや祈りのことばに心をあわせる
- ・友だちや身近な物事に心を動かす
- ・自然にふれて興味をもつ
- ・神様が創られた自然の不思議さに目をとめ、関心をもつ
- ・いろいろな物を使って遊び、興味や関心が広がる
- ・生活の中で予想したり試したりする
6月の聖句
これは主の御業 わたしたちの目には驚くべきこと
詩編118編23節
6月の讃美歌
はなも とりも めがさめて
こども讃美歌
先日、「発達障害」の番組で成人の発達障害の方が出演されているものを観ましたが、喫茶店の中で1対1で対話していても、別な席の話し声とか、BGⅯとか周囲の音全てが同じ距離で耳に入力されてくるのでとてもうるさく相手の話の中身が不明になるという事をドラマのようにして再現しており、こんな風に聞こえるのでは大変なんだなーと思いながら見ていました。 そして、日曜日、教会の礼拝に出ている折、窓近くに座ったのですが、開いている窓からヘリコプターの爆音が耳にとびこんできました。新大病院のドクターヘリの発着音だったようで、教会と新大病院が近いのでかなり低く飛んでいる状態だったのでしょう。思わず外を眺めてしまいました。牧師先生のお話しは聞こえているのですが、集中できません。「あっ!そうか発達障害の方達はこんな状態なんだ!」と納得しました。聴覚,視覚だけに限らず、五感の知覚にはかなり脳でその受け取り方を上手くコントロールしているのだと思いました。そして、何らかの脳のトラブルでそれが出来なくなる状態が発達障害の人たちにも起こっているのかなと思います。スタジオの中の発達障害の方達は「目をみて話しなさい!」と小さい時から言われてきたけど、相手の顔をみて話すとその人の顔の中の特徴(例えばほくろとかめがねとか)が気になってそちらに注意がいってしまい話を聞いたり話しかけることにも集中することなどとても出来なくなってしまうので顔をみないで話させてもらいます・・と下を向いて発言されていましたが、私たちは無意識に「常識」というフイルターにふるいをかけて他人をみていますが、こんな風な世界で生きている人たちもおられるんだという事を心の片隅におき、相手の味方の寛容さを増して行く事が必要じゃないのかなと痛感しました。まして私たち保育者はこういう世界で日常が営まれている子ども達も共に生きていくためにこども観を広げ、支援の仕方を工夫していかなければと思います。「お母さんと一緒」の中で「とり」という歌が5月に流れていました。
「とべない鳥は走れる鳥 大地を駆ける勇ましいだちょう
とべない鳥は歌える鳥 朝日に響くコケコッコー
空を飛べなくても 出来ることはたくさんあるよ
歌を歌って にっこり笑って いつだってそばにいるよー
飛ぶのが得意な鳥たちも 泳ぐのが得意な鳥たちも
自分の翼 羽ばたかせて 仲良く暮らしているんだね
ひとりひとりは色とりどり 同じじゃないから面白い」
やわらかい色と絵のアニメーションに乗せられて流れる曲は心を優しく包んでくれました。
是非 機会があったらご覧になってくださいね。
♪♪熱で寝ている時に一気に本屋大賞の「蜜蜂と遠雷」を読み上げ頭の中でピアノ曲が流れて離れなくなっている恵子せんせいより ♪♪
けいこ先生