今月の園だより

9月の主題

0,1,2歳児
あそぼう
3,4,5歳児
友だちとともに

ねらい

0,1,2歳児
0歳児 ・保育者の祈りや賛美を通し、神様を感じる
    ・探索活動を楽しむ
    ・安心できる環境の中で、遊ぶ楽しさを知る
1・2歳児 ・保育者の祈りや賛美を通し、神様を感じる
     ・いろいろなことに興味関心を持ち試そうとする 
     ・保育者や友だちと応答し合う楽しさを知る
3,4,5歳児
3歳児 ・夏の生活も神様にまもられていることを感謝し、礼拝する
   ・ 友だちと一緒にに遊び、楽しさや難しさを経験する
   ・自分の経験や思いを伝える楽しさを知る
4・5歳児 ・神さまがくださった平和を考え、ともに祈る
   ・夏の経験が喜びとなり、友達に伝えたり、イメージを共有しながらともに遊ぶことを喜ぶ
   ・うつろいゆく自然の変化に興味を持ち、その中で心を動かして過ごす

9月の聖句

私はあなたがたを友と呼ぶ

ヨハネによる福音書15章15節

9月の讃美歌

小さい時から

8月は平和を願う月でした。

でも、コロナ対策でやはりいつもより寂しい企画になっていたようです。

そんな中、「母が作ってくれたすごろく」 ―ジャワ島日本軍抑留所でのこども時代―

長山さき訳  徳間書房出版

というオランダ人の絵本に出会いました。

『8歳の時、わたしは母と姉と弟とともに日本軍の「抑留所」に入れられました。

抑留所は二重の鉄条網に囲まれていて中はひどく汚く、食べるものも十分にはありませんでした。

そんな中母はわたしたちが遊べるようにと自分で絵を描いてすごろくを作ってくれました。そして私たちにも抑留所で見たことを記録しておくようにと言いました・・・・。

8歳からの2年あまりをインドネシアの抑留所で過ごしたオランダ人女性が当時使っていた品々や絵に寄せて子どもの目からみた戦争と抑留生活をを語る心に残る記録』と本のカバーに書かれています。

ナチスの世界だけでなくなんと日本軍が1942年の第2次世界大戦の時インドネシアでの「オランダ領東インド」を占領し、ユダヤ人や家族を分別していたことを知りました。

抑留所では「勉強」はだめで、毎日遊んでいたという子ども達。でもその中でこの作者のアネ=ルト・ウェルトハイムさんは実によく観察して絵に描いていました。食事の配給に並ぶところや、80人もの人が寝る大部屋のこと・日本人による点呼のこと・(逃げ出していないか、一日2回点呼するそうです)おじぎをして敬礼をしなければならない習慣・紙で作った着せ替え人形・低い仕切りのそして、足の置くところが汚いトイレの様子・などなどの絵が描かれています。お母さんの知恵でそっと持ってきた紙と色鉛筆が大活躍をしました。

後半にはユダヤ人とそうでない人達との差別がはっきり書かれていて日本軍の醜さに驚きでした。8歳の子の絵は決してうまくはありませんが、逆に臨場感あふれたものです。

こんな生活の中、夜お母さんが作った「ガチョウゲーム」という手作りすごろくではだか電球の下で遊んだそうです。どんな環境でも楽しみを作っていくこどものたくましさ、家族の強さ、お母さんの素晴らしさ、そして何よりも平和の大切さを学んだ気がします。

日本での出版社がみつからず、ようやく、徳間書房から出版されたこの絵本を是非読んでみてください。

けいこ先生